PTカッターとは?失敗しない選び方の3つのポイントやおすすめ製品を紹介

当ページのリンクには広告が含まれています。
出典元:ソルテック工業

「PTカッターってどんな機械?」
「業務で使うなら、どれを選べばいい?」

このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。PTカッターは、シールやラベルを任意の枚数でセンサーカットできる機器です。

業務用として導入する際には、用途に適した機種を選ばないと、精度が低くてミスが増える、耐久性が低くてすぐに故障するといったトラブルが発生する可能性もあります。

そこで本記事では、PTカッターの基本情報や主な用途を解説するとともに、業務用に適したPTカッターを選ぶ際の重要なポイントを3つ紹介します。さらに、業務効率を向上させるソルテック工業のおすすめ製品についても詳しく解説。

この記事を読めば、あなたの業務に最適なPTカッターを選ぶための知識が身につくはずです。ぜひ参考にしてください。

また、以下の記事ではシートカッター導入におすすめのメーカーを紹介していますので、気になる方はチェックして会社選びの参考にしてみてください。

目次

PTカッターとは?

PTカッターは、シールやラベルを任意の枚数でセンサーカットできる機器です。高精度なセンサーが搭載されているため、手作業では難しい均一なカットが可能になり、作業効率を大幅に向上させます。

特に業務用として利用されるPTカッターは、大量のラベルを正確にカットする機能を備えており、印刷業界や製造現場などで幅広く活用されています。

これらの内容を詳しく解説します。

PTカッターの主な用途

PTカッターは、ロール状に巻かれたラベルを決められた枚数や長さで正確にカットするために使用されます。手作業で一枚ずつカットする手間を省き、短時間で大量のラベルを加工できるため、作業効率が向上します。

また、PTカッターの精密なカット技術を活用すれば、ラベルの表面のみをカットし裏紙を残すことが可能です。

これにより、ラベルを剥がしやすくなり、シール貼りの作業をスムーズに進められます。この機能は、特にラベル加工業や自動ラベリング機への供給工程で重宝されています。

PTカッターの基本構造

PTカッターの基本構造は安全性と操作性を重視して設計されています。

最も特徴的なのはブレード(刃)部分で、一般的なカッターと比べて露出が最小限に抑えられている点です。

本体のグリップ部分は人間工学に基づいて設計されており、長時間使用しても疲れにくい形状になっています。

手にフィットするよう微妙な曲線が施されているものが多く、滑り止め加工が施されているモデルも一般的です。

刃の収納機構も重要な特徴の一つで、使用していない時は自動的に刃が引っ込む「オートリトラクト式」や、ボタン操作で刃を出し入れできる「マニュアル式」など様々なタイプが存在します。

また、刃の交換システムも安全に配慮され、工具不要で簡単に交換できるものが主流となっています。

一般的なカッターとの安全性の違い

PTカッターと一般的なカッターの最大の違いは安全設計にあります。

一般カッターでは刃の露出部分が大きく、不用意な取り扱いで怪我をするリスクが高いのに対し、PTカッターは刃の露出を最小限に抑えた構造となっています。

そのため、PTカッターの導入により作業中の切創事故の減少が期待できるでしょう。

また、PTカッターには切る深さを調整できる機能が付いているモデルが多いのも特徴です。

これにより段ボール内の商品を傷つけるリスクを低減できます。一般カッターでは使用者の感覚に依存しがちな切り込み深さを、機械的に制御できる点は大きなメリットと言えるでしょう。

PTカッター開発の背景

PTカッターが開発された背景には、物流業界や小売業界における労働安全性向上の必要性があります。

従来のカッターによる作業中の怪我が多発する中、より安全で効率的な道具が求められていました。

1990年代後半から2000年代初頭にかけて、労働安全衛生に関する意識の高まりと共に、作業環境の改善が進められました。

特に欧米諸国で先行して安全カッターの開発が進み、その後日本でも独自の改良が加えられてPTカッターとして普及しました。

作業現場での事故防止と効率化という相反する課題を同時に解決する画期的なツールとして注目されています。

PTカッターの主な種類

PTカッターには様々な種類があり、安全機構や用途、使用期間によって分類されています。それぞれに特徴があるため、作業内容に合わせて適切なものを選ぶことが重要です。

これらの3つについて、以下で詳しく解説します。

安全機構別PTカッターの種類

PTカッターは安全機構のタイプによって大きく分類されます。

最も一般的なのは「オートリトラクト式」で、ボタンを押している間だけ刃が出て、離すと自動的に引っ込む仕組みです。これにより使用後の刃による怪我を防止します。

次に「スプリングバック式」があります。こちらは使用中にカッターを離すと、バネの力で刃が格納される仕組みです。

「セーフティキャップ式」は刃を保護するカバーが付いており、素材に押し当てると適度な圧力でカバーが開く構造です。使用していない時は刃が露出しないため、安全性が高いと言えます。

また「手動格納式」は使用者が意識的に刃を出し入れする必要があります。操作はやや手間ですが、確実な安全管理が可能な点がメリットです。

用途や作業環境に応じて、最適な安全機構を選ぶことが重要になります。

用途別PTカッターの特徴

PTカッターは使用目的によって最適な形状や機能が異なります。

フィルムやテープ専用のPTカッターは薄い素材を切るための特殊な刃を採用しています。滑りにくい構造で、薄い素材でもしっかりとカットできるよう工夫されているのです。

重量物の梱包材向けには、グリップ部分が太く設計された頑丈なタイプがあります。力を入れても折れにくい耐久性の高い素材で作られているのが特徴です。

多目的タイプは様々な素材に対応できる汎用性の高いモデルで、刃の出る長さを調整できるものが多く、状況に応じた使い分けが可能です。

ただし、専用タイプほどの切れ味や操作性は期待できない点に注意が必要です。

使い捨て型と交換式の違い

PTカッターには使い捨て型と替刃交換式の2種類があり、それぞれにメリットとデメリットがあります。

使い捨て型は刃が切れなくなったら本体ごと交換するタイプで、初期コストが安いのが最大の利点です。

操作が単純で特別なメンテナンスも不要なため、短期的な使用や臨時スタッフが多い現場に適しています。

一方、替刃交換式は本体を継続して使用し、刃だけを交換するタイプです。

長期的なコストパフォーマンスに優れており、環境への負荷も少なく済みます。高品質な本体を長く使用できる点が魅力です。

替刃の交換作業が必要となる点や、初期コストが比較的高い点がデメリットですが、頻繁に使用する現場では総合的なコスト削減につながります。

使用頻度や予算、環境配慮の観点から最適なタイプを選ぶことが大切です。

業務用PTカッターを選ぶ際の3つのポイント

業務用としてPTカッターを導入する際は、耐久性・切れ味・使用シーンへの適合性・コストパフォーマンスのバランスを考慮することが重要です。

適切な機種を選ばないと、切れ味が悪く作業効率が下がる・耐久性が低く頻繁にメンテナンスが必要などのトラブルが発生することもあります。ここでは、業務用PTカッターを選ぶ際に押さえておきたい3つのポイントを解説します。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

耐久性や切れ味の確認

業務用PTカッターは、長時間・大量のラベルやシールをカットするため、高い耐久性と優れた切れ味が求められる機械です。耐久性が低いと、頻繁に故障して作業が止まるリスクがあり、結果的にコストがかさむ原因になります。

また、切れ味が悪いとカットの精度が落ち、作業効率が低下するだけでなく、仕上がりの品質にも影響を及ぼします。そのため、刃の材質や駆動部分の強度、メーカーの保証内容などを事前に確認することが大切です。

耐久性の高いPTカッターを選ぶことで、メンテナンスコストの削減や作業の安定化が期待できるため、長期的な視点で製品選びをすることが重要です。

使用シーンにあった機械か確認

業務用PTカッターにはさまざまな種類があり、どのような作業で使用するかによって最適な機種が異なります。用途に適した機種を選ぶことで、作業効率が向上し、無駄な手間を減らすことができます。

例えば、ロール状のラベルをカットする作業が主な目的であれば、連続カット機能を備えたモデルが便利です。自動ラベリング機と併用する場合には、連携機能があるモデルを選ぶことで、よりスムーズな作業が可能になります。

一方で、裏紙をカットせずにラベルテープのみをカットする作業を行う場合は、ハーフカット機能が搭載されたモデルを選ぶ必要があります。

また、作業環境によっても適切な機種は変わります。作業スペースが限られている場合は、コンパクトなモデルを選ぶことで、設置の自由度が高まり、作業の邪魔になりません。

このように、どのような作業を行うのか、どの環境で使用するのかを事前に明確にし、それに合ったPTカッターを選ぶことで、作業の効率を最大化することができます。

コストパフォーマンスも考慮して選ぶ

業務用PTカッターは、高機能なものほど価格が高くなる傾向があります。しかし、単純に高性能なものを選ぶのではなく、費用対効果を考慮し、必要な機能を備えた最適な製品を選ぶことが大切です。

まず、初期費用とランニングコストのバランスを考えることが重要です。低価格モデルは初期費用を抑えられますが、耐久性が低い場合があり、頻繁なメンテナンスや買い替えが必要になる可能性があります。

一方で、高品質モデルは初期費用が高めですが、耐久性に優れ、長期的に見ればコストを抑えられる場合もあります。そのため、予算内で最大限のパフォーマンスを発揮できる機種を選ぶことが重要です。

PTカッターのメンテナンスと長持ちさせるコツ

PTカッターを長く効果的に使い続けるには、適切なメンテナンスが欠かせません。定期的なお手入れと正しい取り扱いで、安全性と切れ味を維持しましょう。

ここでは以下の点について詳しく解説します。

業務用ツールとして活躍するPTカッターは、適切なケアによって寿命が大きく変わります。日々のちょっとした心がけが、長期的なコスト削減につながるのです。

日常的なお手入れ方法

PTカッターを良好な状態に保つには、使用後の簡単なお手入れが重要です。

まず、刃の部分に付着した粘着テープの残りなどを取り除きましょう。これらが蓄積すると切れ味が落ちる原因となります。

清掃には柔らかい布や綿棒を使うのが適切です。特に刃の収納部分は細かなゴミが溜まりやすいため、定期的な点検が必要です。

本体部分は湿らせた布で軽く拭くだけで十分ですが、水洗いは避けるべきです。内部の金属部品が錆びる原因になるほか、グリップ部分の滑り止め加工が劣化する可能性があります。

定期的な動作確認も大切な作業の一つです。刃の出し入れがスムーズか、安全機構が正しく機能しているかを確認します。

少しでも異常を感じたら、使用を中止して専門店に相談するのが賢明な判断でしょう。

替刃交換の時期と手順

PTカッターの刃は使用頻度によって徐々に切れ味が落ちていきます。切れ味が悪くなると、より強い力が必要になり、作業効率の低下や安全性の問題につながるため、適切なタイミングでの交換が重要です。

交換時期の目安は使用頻度によって異なりますが、切断時に引っかかりを感じる、切断面がきれいに仕上がらない、以前より力が必要になったと感じる場合は交換のサインと言えるでしょう。一般的な業務用途では、1〜3ヶ月程度が交換の目安です。

替刃交換の手順はメーカーや製品によって異なるため、必ず説明書を確認しましょう。多くの製品では専用工具が付属しており、これを使用して安全に交換が行えます。

交換作業は必ず安全な場所で行い、使用済みの刃は専用の廃棄容器に入れるのが基本です。

保管方法と使用時の注意点

PTカッターの保管方法は安全性と耐久性に大きく影響します。

湿気の多い場所や直射日光が当たる場所は避けるべきです。特に金属部分の錆びや劣化を引き起こす恐れがあります。適切な温度と湿度を保った場所での保管が理想的でしょう。

使用時の注意点としては、本来の用途以外での使用は避けるのが鉄則です。PTカッターは主にテープなどの特定素材向けに設計されているため、金属や硬質プラスチックなど想定外の素材を切ると刃が損傷します。

また、落下や強い衝撃は内部に悪影響を与えるため注意が必要です。特に安全機構が正常に機能しなくなると、本来の安全性が損なわれてしまいます。

定期的な点検と丁寧な取り扱いで、PTカッターの性能を長く維持することが大切です。

おすすめのシートカッターメーカー3選

ここでは、高品質なシートカッターを提供するおすすめのメーカー3社を紹介します。

それぞれの特徴を理解し、最適な製品選びの参考にしてください。

ソルテック工業株式会社

出典元:ソルテック工業
スクロールできます
項目詳細
会社名ソルテック工業株式会社
住所栃木県那須塩原市下田野532-166
電話番号0287-35-4048
公式サイトhttps://solutech.co.jp/

ソルテック工業株式会社は、フィルム・シート加工機を幅広く展開するメーカーです。シール・ラベル、電子部品、新素材、包装、印刷などの加工に対応し、業務の効率化と生産性向上に貢献するPTカッター・PTシリーズを提供しています。

オプションとして透明対応センサやラベル剥がれ検知センサ、大型巻出機なども用意されており、用途に応じたカスタマイズが可能です。最新機能を搭載した高精度なカット技術が強みで、品質重視の企業に適しています。

以下の記事ではソルテック工業株式会社の特徴、商品事例などをさらに詳しく解説していますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

曙機械工業株式会社

出典元:曙機械工業株式会社
スクロールできます
項目詳細
会社名曙機械工業株式会社
住所埼玉県鴻巣市鎌塚1-1-3
電話番号0495-21-8123
公式サイトhttps://akebonomc.co.jp/

曙機械工業株式会社は、総合抜型・裁断機メーカーとして長い歴史を持つ企業であり、国内だけでなく海外市場にも対応するグローバルな展開を行っています。

長年の経験と実績に基づいた製品開発を行っており、特許を取得した独自技術を活用した製品が多数ラインナップ。特に、精密な抜型技術や裁断技術に強みを持ち、高い耐久性と安定した加工精度を実現しているのが特徴です。

高品質な裁断機や抜型を求めている企業にとって、信頼できる選択肢の一つと言えるでしょう。

以下の記事では曙機械工業株式会社の会社の特徴、商品事例などをさらに詳しく解説していますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

株式会社オート技研

出典元:オート技研
スクロールできます
項目詳細
会社名株式会社オート技研
住所大阪府八尾市新家町5-23
電話番号072-996-5282
公式サイトhttp://auto-giken.jp/index.html

株式会社オート技研は、自動化技術にこだわるプロフェッショナル集団として、高精度なシートカッターを開発・提供しているメーカーです。複数の製品ラインナップを展開しており、業務の規模やニーズに合わせた最適な機種を選ぶことができます。

オート技研の最大の特徴は、カット精度が±0.3mm以内という高い精度を実現している点です。この精度の高さは、細かいカットが必要な業務において特に重要であり、安定した品質を維持しながら生産を行うことができます。

以下の記事では株式会社オート技研の会社の特徴、商品事例などをさらに詳しく解説していますので、気になる方はぜひ参考にしてみてください。

まとめ

PTカッターは、シールやラベルを正確にカットするための機器であり、業務の効率化や作業の精度向上に貢献します。

特に業務用のPTカッターを選ぶ際には、耐久性や切れ味、使用シーンへの適合性、コストパフォーマンスといったポイントを押さえて選定することが重要です。

また、PTカッターには、ロール状のラベルを適切なサイズにカットする機能や、裏紙をカットせずにラベル部分のみをカットするハーフカット機能など、用途に応じたさまざまな仕様があります。

自社の作業環境や目的に合った機能を持つ機種を選ぶことで、作業の効率を最大化できます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次